外交部(外務(wù)省)の28日午後の定例記者會(huì)見(jiàn)で、汪文斌報(bào)道官が新型コロナウイルス起源調(diào)査に関する質(zhì)問(wèn)に答えた。
【記者】報(bào)道によると、武漢ウイルス研究所で勤務(wù)した経験があるDuke-NUS メディカルスクール元助教のダニエル?アンダーソン氏は先日、「一部メディアによる研究所の描寫(xiě)や科學(xué)者に対する悪意ある非難に驚愕している。ウイルスは故意に作り出されて人類(lèi)に感染したのでも、故意に漏出させたのでもないと確信している」とした。これについて中國(guó)側(cè)としてコメントは。
【汪報(bào)道官】ウイルスの起源解明は科學(xué)的問(wèn)題であり、政治化されるべきではないと中國(guó)側(cè)は繰り返し強(qiáng)調(diào)している。質(zhì)問(wèn)で言及されたアンダーソン助教を含め、科學(xué)的?理性的?客観的立場(chǎng)を堅(jiān)持する國(guó)際社會(huì)の多くの科學(xué)者はいずれも、ウイルスの起源解明を政治化する米側(cè)の一部のやり方に明確に反対している。
アンダーソン氏は、武漢ウイルス研究所の実験室には厳格な取り決めと要求があり、実験室への出入りの手順は入念に設(shè)計(jì)された、非常に複雑なものだとしている。またアンダーソン氏は、武漢ウイルス研究所の研究者3名が2019年11月にインフルエンザ様癥狀のために入院したとのウォール?ストリート?ジャーナルの報(bào)道についても、2019年末まで、武漢研究所で彼女の知る人に発病者はいなかったとした。
我々は、イタリア?ミラノにあるサッコ病院の感染癥科主任であるマッシモ?ガッリ氏がイタリア下院社會(huì)委員會(huì)で、「新型コロナウイルスは未知のウイルスであり、內(nèi)部に遺伝子工學(xué)の痕跡はない。科學(xué)的観點(diǎn)からすると『研究所流出説』には全く科學(xué)的根拠がない」としたことにも注意を払っている。ガッリ氏やイタリアの他の専門(mén)家3人、つまりローマ生物醫(yī)學(xué)大學(xué)教授のチッコッツィ氏、パヴィーアにあるサン?マッテオ総合病院研究所ウイルス実験室長(zhǎng)のバルダンティ氏、ラザロ?スパランツァーニ國(guó)立感染癥研究所のポリト氏はいずれも、「ウイルスが広まったのは自然現(xiàn)象による可能性が99%」と考えている。
米側(cè)の一部が騒ぎ立てる「武漢研究所からの新型コロナウイルスの流出」に事実に基づく根拠が全くないことは、事実が繰り返し証明している。我々は米側(cè)に対して、事実と科學(xué)を尊重し、起源解明を政治化するやり方を直ちに止め、國(guó)際社會(huì)の懸念するフォート?デトリックや米國(guó)が世界各地に設(shè)立した200余りの生物學(xué)研究所の狀況について早急に説明するとともに、世界保健機(jī)関(WHO)の専門(mén)家を自國(guó)でのウイルス起源解明研究のために1日も早く招待するよう改めて促す。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2021年6月29日