16日に発刊予定の中國共産黨中央委員會の機関紙『求是』は、「中國のデジタル経済のさらなる強化、最適化と拡大を目指して」と題する習近平中國共産黨中央委員會総書記?國家主席?中央軍事委員會主席の重要な文章を掲載する予定です。

 　習主席はそのなかで、近年のデジタル経済の発展速度の速さ、波及範囲の広さ、影響の深さについて述べていて、「デジタル経済は世界の要素資源の再編、世界経済構造の再構築、世界の競爭構造の変化を決める鍵になっている」と指摘しています。そのうえで、「未來に向けて、われわれは中華民族の偉大な復興戦略の全局と、世界で百年に一度の大変革という高みに立って、國內と世界という2つの大局、安全保障と発展という2つの重要な課題を統括的に計畫し、大量のデータと豊富な応用シーンの優位性を十分に生かし、デジタル技術と実體経済の深い融合を促進する必要がある。また、伝統産業のモデルチェンジと高度化を促し、新産業?新業態?新モデルを生み出し、中國のデジタル経済の強化と最適化を図り、それを大きくしていく必要がある」としています。

　文章は、「中國共産黨第18回全國代表大會以降、黨中央はデジタル経済の発展を高く重視し、それを國家戦略に格上げし、國家レベルからデジタル経済の発展を推進してきた。ここ數年、中國のデジタル経済は比較的速く発展し、著しい成果を上げている一方、高度成長する中で、一部の不健全で、規範的でない傾向も表れている。それらは斷固として是正されるべきだ」と指摘しています。

　さらに、「デジタル経済は國の発展の大局に関わっている。中國は発展の必要性と可能性と結びつけて、デジタル経済発展の體制?メカニズムの構築をしっかりと行う必要がある」ということも強調されています。（moku,CK）

「中國國際放送局　日本語版」より　2022年1月16日