政治?安全> |
lbxysyl.com |20. 11. 2022 |
セルビア首相が多國間主義に回帰する必要性に言及
セルビアのアナ?ブルナビッチ首相がこのほど、首都ベオグラードで中央広播電視総臺(チャイナ?メディア?グループ/CMG)の獨占インタビューに応じました。
ブルナビッチ氏は5年前、セルビアの首相に就任し、今年8月、再任を果たしました。
ブルナビッチ首相は、3期目となる今回の任期中に、政治的?経済的な面も含め、中國とセルビアのパートナーシップを強化していくことに期待を寄せています。ブルナビッチ首相は「この政権の任期中に、人工知能の開発に力を入れ、バイオテクノロジーやバイオエンジニアリングで歐州の上位に食い込むことを目指している。この分野においても、中國とのより緊密な連攜を模索していきたい」との考えを示しました。
中ロとの密接な関係については「中國の歐州への投資の90%はEU加盟國にある。EUのパートナーは中國の投資に便宜を図り、自身の成長を促しており、これらのパートナー関係を強化したい」と述べ、「これは最善の成長方法ではないという聲もあるが、この友情とパートナーシップを大切にすることがセルビアの最大の利益にかなうことを改めて強調したい」としました。
2016年に習近平國家主席がセルビアを訪問した後、二國間の貿易額は3倍に増加し、セルビアの経済成長率は數年連続で歐州諸國の中で上位に名を連ね、多くの協力プロジェクトが前向きな進展を遂げました。2021年、中國はセルビアにとって第2位の貿易相手國となり、セルビアの対中輸出はここ10年で152倍に増加しました。
両國の協力の見通しについて、ブルナビッチ首相は、できるだけ早く中國と自由貿易協定(FTA)を締結したいとの意思を伝えました。
習主席が提起した人類運命共同體構築の理念について、ブルナビッチ首相は「この理念は習主席が提起した『一帯一路』イニシアチブと整合性があり、いずれも多國間主義のビジョンを描いている。各國が共に努力し、互いに助け合い、人類に直面する可能性のある災難から救うよう呼びかけている」として、世界が感染癥から教訓をくみ取り、多國間主義に回帰し、手を攜え、知識と経験を分かち合い、より良い未來のために共に努力する必要性を示しました。
中國共産黨第20回全國代表大會の意義については「私が興味を持っているのは、習主席が言及した多くの重點分野にセルビア政府も関心を集めていることだ」とし、デジタル化、新技術、醫療保健?醫薬、バイオテクノロジー、教育も持続可能な発展の鍵となる柱として、自らの施政の重點とする考えを示し、「今後も中國の動向を注視し、中國の経験に學ぶ試みを続けていきたい」との考えを示しました。そのうえで、セルビアの経済のより急速な成長と社會のさらなる繁栄を助力するようなパートナーシップを築きたいとの考えを明らかにしました。
「中國國際放送局日本語版」2022年11月20日