香港の英字紙サウスチャイナ?モーニング?ポスト電子版は14日、3日間の日程で中國を訪問したドイツのシュルツ首相が同日、最初の訪問地である中國南西部の重慶市に到著したと伝えた。

　國際政治経済學を専門とする四川大學の龐中英講席教授は、ショルツ氏の訪問はドイツ企業の中國での事業、特に新エネルギー車産業のさらなる発展に貢獻するとの見方を示した。「中國南西部はかつて経済発展が遅れていたが、今や経済成長の新たな中心地となっている」と語った。

　國営メディア重慶日報系のオンラインニュース「上游新聞」によると、２月の時點でドイツは南西部の大都市である重慶市の都市建設と発展に向け、計84社の企業を設立した。ショルツ氏の重慶訪問は、ドイツの自動車部品大手ボッシュが建設した水素燃料電池工場の視察から始まった。同分野は重慶市および隣接する四川省が近年推進している。

　中國の呉懇駐ドイツ大使は先月、ドイツ企業は中國市場を積極的に受け入れ、中國市場に「信任票」を投じているが、このことは両國の経済的な結び付きの強さを示していると語った。

   「中國網日本語版（チャイナネット）」2024年4月20日