1915年、浙江省海寧出身の王光祖らが資金を出しあい、江蘇省鎮江に亨得利鐘表眼鏡商店の第一店舗を創立した。亨得利という名は「生意亨通、利市百倍」(商売順調、利益百倍)という言葉から取ったものである。経営が適切であったため発展も早く、上海、天津などの大都市に相次いで出店した。最盛期には全國各地に60店舗以上のチェーン店を持っていた。
亨得利は北京の大柵欄、王府井大街、西単北大街にそれぞれ店舗があり、主に取り扱っている商品の時計には100種類以上ある。大柵欄店は1927年に王光祖の子供である王恵椿が獨立投資してつくったものである。
解放前、亨得利鐘表店は主に高級な輸入商品を扱っていた。品質が良く、商売を手広くやり、信用を重んじ、立地條件も良かったので、高官や名士たちがよく訪れた。そのため、よく繁盛した。
亨得利鐘表店の規則は厳しく、従業員教育がしっかりしている。そして、修理技術のレベルが高い。古い世代の國家の指導者だった朱徳、葉剣英なども腕時計をかつてここで修理したことがある。
住所:前門外大柵欄
「チャイナネット」2007年8月27日