山西省運城市に住む塩文化愛好家の景暁雄さんと張小別さんはこのほど、運城市南部にある塩湖で鳥類を撮影中に古代の鋳銭に用いられた彫母銭(鋳型)を発見した。彫母銭には「崇寧通寶」、「政和通寶」、「政和重寶」、「大観通寶」、「元豊通寶」の5種類の鏡文字が彫られている。資料を確認したところ、これらは北宋時期の年號、使用された鉄貨のデザイン、文字のデザインと一致した。発見された彫母銭のうち、狀態がよく字がはっきりしているものは26枚、狀態がよくないものは約500枚である。資料を見ると、北宋時期に古河東(運城)に鋳銭所があったという記載はなく、今回の発見は北宋時期の鋳銭所及び古河東塩文化の研究の新しいデータになる。寫真は、運城市の塩湖で発見された狀態がよく字がはっきりしている26枚の彫母銭。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2015年6月16日