北京で24日、國連ミレニアム開発目標に関する國際サミットが開かれ、米コロンビア大學のジェフリー?サックス教授(ミレニアム開発目標特別顧問)が出席した。會議の後、サックス教授は人民日報の取材に対して次のように語った。
「2015年までに世界の最貧困人口を半減させる」というミレニアム開発目標の実現に向け、中國は大きな貢獻と、カギとなる役割とを果たすことができる。中國はグローバル発展戦略の中でも成功した範例だ。過去20年余り、中國は史上最大規模の貧困脫出や、経済の急発展、國家繁栄を実現した。中國にはまだある程度の貧困や貧富格差などが存在するが、貧しい人がさらに貧しくなるわけではなく、貧困者の裕福化のスピードが先に富裕化した一部の人に及ばないだけのことだ。バランスの取れた発展に関する既定政策を中國政府が貫徹する▽西部大開発という賢明な戦略が深化する▽農業と基礎教育への投資が増える――の3點さえ満たせば、中國の貧困人口の貧困脫出の勢いは弱まらないだろう。
計畫出産政策については、中國の大きな発展成果をもたらした原因の一つに、出生率抑制の成功があると思う。もしアフリカ諸國が自発的に出産率を抑え、現地の女性が計畫出産や避妊の手段、雇用機會を得ることができれば、経済発展や貧困緩和への努力に役立つのは確実だ。実際、われわれは計畫出産政策のノウハウを積極的に普及させている。ミレニアム開発目標はこの點に言及していないが、私の提出した報告書は確かに、計畫出産推進に強く力を入れている。
「人民網日本語版」2005年6月29日