太行山大峽谷につくられた國家地質公園博物館の定礎式が山西省壷関県橋上郷の大河村で行われた。同博物館は山西省長治市壷関県にあり、五指峽、竜泉峽、王莽峽、紫団山からなり、44カ所の景観地帯と400余りの観光スポットを擁し、それらは相継いで國家地質公園、國家森林公園と指定され、中國の美しい峽谷ベストテンにランクされている。博物館の敷地面積は40ムー(15ムーは1?)あまりで、投資総額は2000萬元といわれている。
この國家地質公園博物館の域內には木本科の花卉、薬草など珍しい植物を300種類以上も目にすることができる。紫団山では良質の紫団人參が産出するほか、山々にはさまざまな樹木が生い茂げり、色とりどりの果実が実っている。中でも亜熱帯地方に成長する中國特有の紅豆杉(英語名:Chinese
yew)も目にすることができ、特にこの峽谷に神秘さを添えている。
ユネスコと國土資源部(日本の省に相當する政府機関)、財政部、國家環境保護総局、國家旅遊局などの部門の専門家の査定を経て、山西省では壷関峽谷のほか、五臺山と寧武の萬年氷洞も國家地質公園に認定された。
「チャイナネット」2006/10/19