外國メディアによると、新型コロナウイルス感染癥が世界に蔓延する前、多くのブローカーとアナリストは、中國株を2020年の展望で優先的選択肢に挙げていた。

　スペインのサイト「エコノミスト」の5月5日の記事によると、中國経済のモデル転換、備蓄能力、公共投資および強大な外貨準備について、専門家は中國株の自信を語る際に最も魅力的な部分だと言及する。

　中國の第1四半期の國內総生産（GDP）は6.8%低下したが、同國の株式市場は暴落していない。専門家は、第1四半期のGDPは殘念な數値だったが、3月の工業生産データは好調で、1週あたりの自動車販売臺數も消費刺激策により普段の水準に迫っていると話した。

　ノルディア?アセット?マネジメントのマクロ戦略部門責任者のセバスチャン?ガリー氏は、「これらの証拠は、中國経済の動揺が縮小、逆転し、世界の回復に助力し始めていることを示す。中國が主導する世界回復の観點から言うと、我々は新興市場の株式に引き続き期待する。中でも、臺頭する中産階層とIT分野に注目する」と述べた。

　中國の新型コロナウイルス対策により、湖北省を除く地域は最悪の狀況を免れ、産業は活気を取り戻しつつある。BNYメロン市場戦略師のラレイン?アクネル氏は、「需要サイドは引き続き低下している。このウイルスが消費者と企業の支出方式を変え、小売額と固定投資の減少を招いたことは確かである。この影響が徐々に緩和されることを望む。流行の第二波が発生しない限り、向こう數カ月で需要の回復は以前の供給回復の水準に達する」との見解を示した。

　データを見ると、中國経済の回復はゆっくりとしたものだが、投資を見ると、中國はその他の市場と比べて良好な狀態にある。

「中國網日本語版（チャイナネット）」　2020年5月8日