インドメディアは11日、インドは日本と二國間軍事協力を強化しており、「初の印日戦闘機演習の早期実施」を目指していると伝えた。報道は特に、インド空軍がロシア製のSu-30MKI戦闘機を派遣し、日本航空自衛隊のF-15J戦闘機と対抗させることで、日本に中國の同種の大型戦闘機の性能を理解するチャンスを與えると伝えた。
報道によると、インドのラージナート?シン國防相、ジャイシャンカル外相、日本の林芳正外相、浜田靖一防衛相が8日、東京都で「2+2」會談を開いた。インド國防省は聲明の中で、「印日雙方は、初の戦闘機演習の早期開催は、両國の空中勢力のさらなる協力と連攜に向け道を開く」と稱した。
「環球時報」の取材に応じた中國の軍事専門家は12日、次のように述べた。
性能だけを見るならば、インド空軍のSu-30MKIが採用しているパッシブフェイズドアレイレーダー、三翼面形態、ベクタードスラストエンジンなどの技術は、解放軍に配備されているSu-30シリーズと大きく異なる。航空自衛隊はSu-30MKIを通じSu-30シリーズの基本的な能力を把握できるが、現代戦闘機の戦闘力に対する火器管制レーダー、アビオニクス、武器などの影響力が大きくなってきている。例えばSu-30の外観はJ-16戦闘機に似ているが、性能はまったく異なる。そのため日本がこれによって訓練し、中國の戦闘機に対応する方法を探そうとしても困難だ。また解放軍に大量に配備されているJ-10やJ-20などの國産戦闘機は早くもロシア製戦闘機の影響から脫卻している。航空自衛隊の訓練の狙いはさらに外れることになる。
しかし日本とインドの防衛協力の持続的な歩み寄りは要警戒だという。上述したインドメディアによると、日本とインドは2020年に「物品役務相互提供協定」に署名し、両國の武裝勢力が後方支援と物資を共有できるようにした。これは自衛隊がマラッカ海峽付近のインドの重要な軍事基地で補給でき、インド軍も日本のジブチ基地を利用できることを意味する。
?中國網日本語版(チャイナネット)?2022年9月14日