文＝鳳凰網(wǎng)評(píng)論家 俞天任氏
資料寫(xiě)真:橋下徹大阪市長(zhǎng)
日本人はよく驚くべき変化をする。ここ數(shù)年間、そうした変化は一度だけではない。05年、日本の有権者は総出で小泉純一郎氏の自民黨を支持したが、4年後の09年には票を民主黨に投じ、4年前には寶だった自民黨を見(jiàn)放し、180度の大転換を行った。
最近日本のニュースでよく取り上げられているのが、橋下徹大阪市長(zhǎng)が構(gòu)想する「大阪維新政治塾」と呼ばれる政治塾に3326人の応募があったことだ。
橋下氏の説明によると、塾を立ち上げたのは國(guó)會(huì)の既存政黨は彼の大阪都構(gòu)想を支持せず、関連法改正時(shí)に障礙になる可能性がある。自ら國(guó)會(huì)議員候補(bǔ)者を擁立し、次期衆(zhòng)院選に參戦すれば、関連法の改正ができるというわけだ。目標(biāo)は600人の塾生を募集、將來(lái)的に衆(zhòng)院選に400人の候補(bǔ)者を擁立し、200議席獲得することだ。
衆(zhòng)院議員の定員はわずか480人であるため、大阪維新の會(huì)だけでほぼ半數(shù)を占める計(jì)算だ。そうなれば、関連法の改正時(shí)に障礙が生じることはなく、大阪都構(gòu)想も難なく実現(xiàn)可能となる。
今のところこれは當(dāng)然橋下市長(zhǎng)の思いに過(guò)ぎない。ただ05年と09年の経験から、日本人は選挙でどんな結(jié)果が出てもおかしくないということを知っている。また近年松下政経塾の卒業(yè)生の政界における功績(jī)も橋下市長(zhǎng)の「維新政治塾」への興味を引き立てる要因となっている。この大阪維新政治塾は松下政経塾のように生活補(bǔ)助はなく、毎年12萬(wàn)円の學(xué)費(fèi)が必要だが、応募者は後を絶えない。
資料寫(xiě)真:橋下徹
最終的な結(jié)果がどうなろうと、これは注意すべき動(dòng)向だ。維新政治塾と松下政経塾の本質(zhì)は異なり、松下政経塾の卒業(yè)生は松下幸之助に近い政治傾向があるが、松下幸之助本人は卒業(yè)生の政治行動(dòng)に直接関與しておらず、松下氏本人も早くに亡くなった。一方の維新政治塾は橋下市長(zhǎng)の人気だけで存在しており、卒業(yè)生が政界に進(jìn)出すれば、橋下氏の指揮に従うより他に選択はない。つまり橋下氏が日本の政界の辣腕家になるだろう。
現(xiàn)在公表されている情況からすると、「日米同盟の堅(jiān)持」を除いて維新の會(huì)の政治理念はまだはっきりしていない。ただ「首相公選制」の導(dǎo)入はすでに表明しており、もし公選が実現(xiàn)すれば、公選される首相が誰(shuí)かは想像に難くない。
橋下氏本人は、「日本の政治に欠けているのは獨(dú)裁だ」と表明しており、大阪府知事就任後の行動(dòng)が「獨(dú)裁」だというなら、大阪市長(zhǎng)就任後の行動(dòng)もすでにファシズムに近い。特に大阪市職員労働組合に対する抑圧行動(dòng)はすでに人々の注目を集めている。
要するに、橋下市長(zhǎng)の構(gòu)想が実現(xiàn)すれば、日本はまったく違う姿になる可能性が高い。
?中國(guó)網(wǎng)日本語(yǔ)版(チャイナネット)? 2012年2月15日