3月頃から、海外メディアが中國製品の品質や中國産食品の安全性について否定的な報道を度々行っている。中國輸出製品の全體的な品質はどうなのか。中國政府は輸出商品の品質?安全性保障をめぐってどのような措置を取ったのか。商務部の高虎城副部長(國際貿易折衝擔當代表)が2日、人民日報の取材に応えた。
――歐米メディアによる中國輸出製品の品質問題に関する報道に対し、中國側はどのような反応を示したか。
中國政府は歐米メディアの中國輸出製品の品質問題報道を非常に重視しており、輸出製品の品質を管轄する國家質量監督検験検疫総局(質検総局)や國家食品薬品監督管理局などの部門が度々記者會見を開き、事実や真相を説明している。5月31日には質検総局、食品薬品監督管理局、衛生部が共同で、ジエチレングリコール入り歯磨き粉やTDグリセリンの問題の調査結果をめぐり記者會見を開いた。その後、質検総局はじめ関連部門はメディアの取材に度々応じ、説明や証明を重ねてきた。6月以降、商務部の報道官が記者會見で中國の立場を繰り返し述べている。
1~6月の狀況をみると、中國の輸出は引き続き安定的な成長を維持し、累計成長率は27.6%に達し、輸出額は5467億ドルに上った。うち食品、薬品、玩具など海外で否定的報道が多くなされる製品でも、成長率は食品が22.2%、薬品が41%、玩具が27.7%に達した。このことから、圧倒的多數の輸入業者、小売業者、消費者は理性的に対処しており、一面的な報道で中國製品に対する基本的評価を変えるようなことはないとわかる。
「人民網日本語版」2007年8月3日