3月頃から、海外メディアが中國製品の品質や中國産食品の安全性について否定的な報道を度々行っている。中國輸出製品の全體的な品質はどうなのか。中國政府は輸出商品の品質?安全性保障をめぐってどのような措置を取ったのか。商務部の高虎城副部長(國際貿易折衝擔當代表)が2日、人民日報の取材に応えた。
――対外貿易分野で、輸出製品の品質の監督管理措置に関する法律?法規をめぐり、商務部は何らかの措置を取っているのか。
中國政府は他國政府と同じく、製品の品質や安全性の問題を非常に重視している。最近出現した案件で、中國側に責任があれば、直ちに効果的な措置を取り、関連企業を調査し、輸出の秩序を保っている。
輸出製品の品質に関しては、「対外貿易法」が次のように明確に規定する。▽人や動植物の生命、健康、安全を守り、環境を保護するために、國は輸出入の制限?禁止措置を取る▽國は統一的な商品の合格評価制度を実施し、輸出入製品への認証、検査、検疫を行う▽違法行為や規定違反があった企業に対しては、1~3年間にわたり対外貿易経営権を取り消すことができる▽犯罪行為があった場合、法律に基づき刑事的責任を追及する――などだ。
ここ數年來、商務部は「対外貿易法」に基づき、違法?規定違反企業への監督管理および処分を一層強化している。具體的には次の4點だ。
(1)対外貿易信用システムの構築を加速している。
(2)「対外貿易経営者違法?規定違反行為公告規定」に基づき、輸出企業の「ブラックリスト制度」をうち立て、法に基づいて一連の違法?規定違反企業を処分した。これまでに429社が処分を受け、最近では米國でのペット用食品事件を起こした江蘇省の徐州安営生物技術開発有限公司と山東省の浜州富田生物科技株式有限公司に対して、法に基づき対外貿易経営権を停止する処分を下した。
(3)稅関、外匯管理局、國家質量監督検験検疫総局、國家稅務総局などと共同で「対外貿易経営者違法?規定違反行為情報交換メカニズム」をうち立て、共同で管理している。対外貿易の秩序を守り、規範化するとともに、違反者を取り締まり、最終的に市場から撤退させるようにした。
(4)商務部サイトに「対外貿易秩序」コーナーを設け、関連の法律?法規や典型的な事例について情報を公開している。
「人民網日本語版」2007年8月3日