シティバンク(中國)有限公司初の農村向け融資會社がこのほど開業(yè)した。外資銀行が中國に融資會社という形で新會社を設立するのは、今回が初めて。外資銀行の「農村參入ラッシュ」は止まらず、農村金融市場參入に対する彼らの自信は少しも揺るがない模様だ。
時機を捉えた外資銀行による農村金融市場への參入は、中國金融界を彩る鮮やかな光景となっている。HSBC(香港上海銀行)は2007年12月13日、湖北省隨州市に村鎮(zhèn)銀行(農村部に設立される、農民、農業(yè)、農村経済の発展のために金融サービスを提供する銀行)を開業(yè)、外資銀行による農村市場參入の序幕が切って落とされた。HSBCはその後も、重慶市大足と福建省永安市に村鎮(zhèn)銀行2行を次々と設立、北京市密雲県や広東省江門市恩平村でも設立準備を進めている。このほか、スタンダードチャータード銀行は內モンゴル自治區(qū)フフホト市ホリンゴル(和林格爾)県に村鎮(zhèn)銀行1行を設立した。このような狀況のもと、シティバンクなどその他の外資銀行各行も遅れを取るまいと、先を爭うように農村へ參入した。
統(tǒng)計データによると、2007年末の時點で、金融機関ネットワークが0軒の郷鎮(zhèn)(中國における県級市の末端自治區(qū)、総數(shù)は6萬)は2686カ所、1軒のみは8901カ所、2軒は約1萬2千カ所。大まかに計算すると、約5分の1から4分の1の郷鎮(zhèn)では、金融サービスは不十分な狀況で、これら地域のほとんどが中西部地區(qū)に集中している。
「人民網日本語版」2009年01月05日