▽さまざまな「中國論」
改革開放30年以來の中國経済の急速な発展は、世界に対する中國の影響を拡大してきた。中國の平和的な発展に対してはさまざまな見方がある。世界は複雑であり、その発する聲も多様だ。「中國崩壊論」「中國チャンス論」「中國脅威論」「中國責任論」など、さまざまな「中國論」が世界で論じられている。
中國は歴史上、長期にわたって世界最大の経済體だった。西側の予測によると、中國は今後、日本と米國を超え、世界最大の経済體という「玉座」に返り咲くこととなる。
だが一人當たりGDPで考えると、中國は依然として低いレベルにある。西側の先進國と比べれば、その差はとても大きい。そのため、世界における中國の大きさと責任をあまりに強調しすぎることは事実に合わない。
中國経済の成果と世界経済への積極的な貢獻を評価しないのも事実に反する。金融危機が世界を席巻する現在、グローバル化した世界は各國経済を強く結び付けており、各國がそこから逃れることはできない。國連の発表した最新の09年世界経済報告によると、今年の世界経済の伸びは1%にすぎない。これに対し、中國は8%の成長を確保する見込みで、世界経済の成長を支える大きな力となることは間違いない。
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