國際金融危機が蔓延するなか、中國とインドの貿易はそれぞれある程度の打撃を受けたものの、依然として比較的旺盛な活力を保っている。中國稅関の最新データによると、中國の10番目の貿易パートナーであるインドと中國との貿易総額は08年、517億8千萬ドルにのぼり、年間成長率は34%に達している。中印関係の経済?貿易分野での急速な発展は、両國関係の新たな注目點となり、アジア太平洋地域の金融危機対処への自信を高めるものともなっている。
中國とインドの経済協力は80年代以來、両國関係の発展と共に拡大してきた。1990年には2億6千萬ドルに過ぎなかった両國の交易額は、20年も経たないうちにほぼ200倍の成長を遂げた。90年代以來、両國の経済?貿易分野での協力は大きく拡大し、貿易総額は年間平均30%を超える成長率を見せてきた。中國はインドにとって、米國に次いで2番目に大きい貿易パートナーとなっている。溫家寶総理は2008年初め、訪中したインドのシン首相と共に、貿易目標額を2010年に600億ドルに高める計畫を打ち出した。これまでの目標額400億ドルから50%の大幅増加となった。中國とインドとの経済?貿易分野での協力は、両國の政治など各面での関係を改善し、両國と両國民の間での理解と信頼を高める積極的な役割を果たしている。
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