「中広衛(wèi)星移動広播（放送）有限公司」と「上海文広手機（攜帯電話）電視（テレビ）有限公司」が攜帯端末向けテレビ放送「CMMB（中國モバイルマルティメディア放送）」の上海での商用化に関する契約を結んだのを受け、CMMB方式でのモバイルテレビ放送が16日から正式にスタートする。上海市民は今後、CMMBサービス対応の端末機を使えば、時間にも場所にも拘束されないモバイルテレビの視聴を楽しむことができる。中國が獨自で開発したCMMB方式では、攜帯電話やMP4、GPSなどの7インチ以下の小型ディスプレーに向けたテレビ放送が可能だ。「上海青年報」が伝えた。

　「愛國者（aigo）」「聯(lián)想（lenovo）」「新科（Shinco）」など中國の有名メーカーはすでに、CMMBサービス対応のPMPや攜帯電話、GPSなどの各種端末機を打ち出している。「LG」や「サムソン」などの海外メーカーもCMMB対応の端末機をまもなく発売する予定だ。今後は、20以上のメーカーの100余りの機種が、CMMBサービスでのテレビ視聴を希望する市民の選択肢となる見込み。
　「人民網日本語版」2009年3月16日