日本外務省の官僚は東京で24日、29日から30日まで訪中する麻生首相が、青年企業家の交流メカニズムの構築と3G攜帯電話開発での技術協力の強化について、中國の指導者と意見を交換する予定であることを明らかにした。「中國新聞網」が伝えた。
麻生首相は29日晝に特別機で北京に到著する。同日夕方と翌日午後には胡錦濤主席と溫家寶総理とそれぞれ1時間程度の會談を行う予定だ。29日夜には溫家寶総理の主催するレセプションに參加し、30日晝には講演を行うことになっている。日本文化センターと首鋼集団コークス工場も訪れる予定だ。
麻生首相は會談で、中日青年企業家の交流メカニズムの構築を提案するほか、3G攜帯電話を代表とする情報通信分野での技術協力をいかに強化するかなどの話題を話し合うことになっている。省エネや環境保護の分野での協力を深めることも會談の重要トピックとなる。
最新の3G技術を持つ日本企業はここ數年、2Gで占められている中國市場で全面的に失敗。NEC?パナソニック?京セラなど日本を代表する攜帯メーカーは中國撤退を余儀なくされていた。中國市場では今年から、3G攜帯は北京でまず打ち出され、全國に少しずつ広げられていくことになる。日本メーカーにとってはこれに大きな期待を抱いている。麻生首相は今回、日本の通信産業の不調を打開する大きな責任を擔って中國を訪れることとなった。
「人民網日本語版」2009年4月29日 |