內(nèi)蒙古自治區(qū)は第1四半期、石炭採掘量で山西省を追い抜き、國內(nèi)トップとなった。長年にわたって石炭の主要産地となってきた山西省だが、金融危機(jī)や鉱山事故、再編成などの影響を受け、內(nèi)蒙古自治區(qū)に覇者の座を奪われた。「中國新聞網(wǎng)」が伝えた。

　內(nèi)蒙古自治區(qū)政府ウェブサイトに掲載された最新のデータによると、同自治區(qū)の石炭採掘量は第1四半期、昨年同期比3割増しの1億2980萬トンに達(dá)した。原炭の生産量と成長率で初めて山西省を超え、國內(nèi)トップとなった。これに対し、石炭産地として知られる山西省の採掘量は第1四半期、昨年同期比1700萬トン減の1億800萬トンにとどまり、內(nèi)蒙古自治區(qū)を2180萬トンも下回る結(jié)果となった。

　中國石炭運(yùn)輸販売協(xié)會の関係者によると、內(nèi)蒙古自治區(qū)の石炭採掘量が山西省を超えたのには偶然的な要因もあるものの、山西省よりも豊かな石炭埋蔵量を誇る內(nèi)蒙古は長期的に考えても山西省を超える石炭の産地となる見通しだ。経済危機(jī)によってその時期が早まったと考えることもできる。

　業(yè)界関係者によると、內(nèi)蒙古の石炭採掘量は2010年から2011年に山西省を超えると予想されていた。第1四半期の狀況から考えると、山西省を今年超える可能性もある。內(nèi)蒙古は土地が広い割に人が少なく、石炭採掘のコストは全國で最も低いといわれる。このような優(yōu)位性を持つ內(nèi)蒙古自治區(qū)は、中國の石炭供給元の問題を解決するもっとも重要な地域であり、採掘量で山西省を超えるのは時間の問題とされていた。

　「人民網(wǎng)日本語版」2009年5月8日