國家統計局が1日に発表したデータによると、中國経済は7月も引き続きの上向き傾向となった。
▽工業生産額の増加率、3カ月連続アップ
一定規模以上の工業企業(國有企業および年商500萬元以上の非國有企業)の付加価値額は7月、昨年同月比で10.8%増加した。増加率は昨年同月より3.9ポイント下がったが、前月よりも0.1ポイント上がった。3カ月連続の増加率アップとなった。
▽固定資産投資の増加率、30%臺を維持
都市部の固定資産投資は1月から7月までに9兆5932億元に達し、昨年同期から32.9%の増加となった。増加率は昨年同期より5.6ポイント上がり、上半期より0.7ポイント下がった。このうち國有企業と國有控股企業(政府が最大株主である企業)によってなされた投資は4兆1192億元(前年同期比40.1%増)、不動産開発にあてられた投資は1兆7720億元(同比11.6%増)だった。
▽社會消費品小売総額
社會消費品小売総額(市民と社會団體向けの消費財小売総額)は7月、昨年同月比15.2%増の9937億元に達した。増加率は昨年同月から8.1ポイント下がり、前月から0.2ポイント上がった。1月から7月までの合計額は、昨年同期比15.0%増の6兆8648億元だった。増加率は昨年同期より6.7ポイント下がり、上半期とは橫ばいとなった。
地域分類で見ると、7月の都市部の消費品小売総額は、昨年同月比15.1%増の6794億元だった。県以下の地區では、同比15.4%増の3143億元だった。商品類ごとの増加率で見ると、一定額以上の卸売?小売業を対象とした統計によると、穀物?食用油類が昨年同月比11.9%増、食肉?卵類が6.6%増、衣類が19.6%増、日用品類が16.3%増、家電?AV機器類が8.0%増、自動車類が32.0%増、石油?石油製品類が1.1%増、建築?インテリア材類が25.8%増となった。
▽CPIは前月比橫ばい、PPIは4カ月連続の上昇
消費者物価指數(CPI)は7月、前月と橫ばいとなった。昨年同月からは1.8%の低下となり(昨年同月は6.3%の上昇)、下落幅は前月より0.1ポイント広がった。8つの商品類別では、▽食品(1.2%減)▽タバコ?酒および関連商品(1.2%増)▽衣類(2.4%減)▽家庭用設備?メンテナンス(0.4%減)▽醫療?保健および関連用品(0.7%増)▽交通?通信(2.7%減)▽娯楽?教育?文化および関連サービス(0.7%減)▽居住(5.8%減)??だった。
工業製品出荷指數(PPI)は7月、昨年同月比8.2%減(昨年同月は10%増)となり、下落幅は前月より0.4ポイント拡大した。前月比では1.0%の上昇となり、4カ月連続の上昇となった。
原料?燃料?動力の買付価格指數は7月、昨年同期比11.7%減(昨年同月は15.4%増)となり、下落幅は前月より0.5ポイント拡大した。このうち非鉄金屬素材類の買付価格指數は昨年同期比25.0%減、燃料?動力類は16.1%減、鉄鋼素材類は20.7%減、化學工業原料類は11.7%減だった。
「人民網日本語版」2009年8月12日