中國が米國の今回の措置に反撃する必要があるのは、米國のオバマ新政権の初期段階に米國に潛む保護(hù)主義的傾向を迅速にくい止める必要があるためだ。米國憲法では、対外貿(mào)易政策の決定権が議會(huì)に與えられており、こうした體制であるために、米國では貿(mào)易保護(hù)主義や貿(mào)易問題の政治問題化を主張する利益集団が、行政機(jī)関にあって政治を主導(dǎo)する政府よりも、國の貿(mào)易政策の方向性を左右しがちだ。唯一の超大國としての地位も、米國の貿(mào)易保護(hù)主義を膨張させている。加えて、執(zhí)政のどの時(shí)期にあるかにより、貿(mào)易保護(hù)主義勢(shì)力に対する必要性は異なる。オバマ大統(tǒng)領(lǐng)は選挙戦中に作り上げたカリスマイメージを保ってホワイトハウス入りし、國民との「蜜月時(shí)代」はまだ終わっておらず、その高い支持率は記録を更新した。よって、オバマ大統(tǒng)領(lǐng)はいましばらく、貿(mào)易保護(hù)主義勢(shì)力の政治的な支援に過度に依存する必要はない。だがカリスマイメージが消え去り、「蜜月時(shí)代」が終わり、政治的支援が一定のレベルまで減少すれば、大統(tǒng)領(lǐng)の心の中に貿(mào)易保護(hù)主義勢(shì)力の支援を望む気持ちが強(qiáng)まる可能性がある。
貿(mào)易対抗措置には狹義の措置と広義の措置とがある。中國が現(xiàn)在採用しているのは、貿(mào)易分野に限った狹義の貿(mào)易対抗措置に過ぎない。米國やその他の貿(mào)易パートナーは、対中貿(mào)易紛爭をけしかけても「共倒れ」にしかならないことをはっきりと認(rèn)識(shí)するべきだ。中國が自國の反ダンピング?反補(bǔ)助金をめぐる法律?法規(guī)や世界貿(mào)易機(jī)関(WTO)の関連ルールに従って問題に対処していることには、法律に基づいて事を行おうとする中國政府の姿勢(shì)が示されている。それだけでなく、中國政府は関連プロセスを通じて、より冷靜に考えをめぐらせ、理性的な措置をとって問題を解決する機(jī)會(huì)を貿(mào)易相手先に與えてもいるのだ。機(jī)會(huì)をつかまえられるかどうかは、貿(mào)易パートナー自身によって決まることだ。
「人民網(wǎng)日本語版」2009年9月15日
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