國連経済社會局人口部は25日、「世界都市化の展望2009年改正版」を発表し、人口部の責任者は「ここ30年の中國の都市化は非常に速く、他の國をはるかに超えている」と述べた。
このレポートでは、今の中國は都市化の重要な転換を経験しているところで、1980年に50萬人以上の都市はわずか51都市だったが、90年代からは顕著に増え続け、2010年には185都市に増加、2015年までには107都市が加わると予測している。
相當規模の人口を抱える都市の増加は、中國の都市化率の急速な上昇に表れている。1980年に19%だった都市化率は2010年には47%に急上昇し、2025年には59%に達する見通しだ。
世界の都市部の人口はすでに全人口の半數を超える35億人で、農村部の人口は34億人。このレポートでは、都市化の推進により農村人口はさらに減小し、2050年には29億人まで減るとしている。
また1000萬人以上の大都市が注目されているが、実際には52%の都市人口は50萬人足らずの小さな都市に暮らしており、今後は大部分の都市人口が小さな都市に暮らす傾向にあるという。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2010年3月26日