米グーグルの撤退により、中國(guó)の検索業(yè)界で長(zhǎng)年続いてきた百度とグーグルの主導(dǎo)権爭(zhēng)いに終止符が打たれた。グーグルは今年第1四半期にシェアがガクンと落ち、今回の騒動(dòng)で漁夫の利を得たのは百度だった。同時(shí)に第2線の検索エンジンも虎視眈々とこの「ケーキ」を狙っている。
▽「王者」がさらに高みへ
グーグル撤退は百度をさらに高みへ押し上げることになった。百度が29日に発表した2010年3月31日までの會(huì)計(jì)監(jiān)査前財(cái)務(wù)報(bào)告によると、百度の営業(yè)収益は09年同期比59.6%増の12億9400萬(wàn)元、営業(yè)利益は167.4%増の5億3080萬(wàn)元、純利益は165.3%増の4億8050萬(wàn)元だった。
グーグル撤退以降、百度の市場(chǎng)シェアは確実に拡大している。リサーチ?xí)?易観國(guó)際の統(tǒng)計(jì)によると、2010年度第1四半期の中國(guó)におけるグーグルのネット検索市場(chǎng)シェアは前期の35.6%から30.9%に落ち込んだ。一方の百度は市場(chǎng)シェアを58.4%から64%に拡大。他のライバルらも第1四半期はあまりふるわなかった。
このため、グーグル撤退の最大の受益者は百度だとアナリストは指摘し、グーグルが中國(guó)から撤退後、広告の出先を失った中小ウェブサイトはすべて百度に吸収され、殘りの市場(chǎng)の空白もすぐに占拠されると予測(cè)する。
▽「挑戦者」はまだまだ努力を
易観國(guó)際は、今年は中國(guó)の検索エンジンの市場(chǎng)規(guī)模は100億元を突破し、前年比40%を上回ると予測(cè)する。これほど大きな検索市場(chǎng)を前に、第2線の検索エンジンはいろいろな畫策を企てている。
この大戦の最中、捜狐(Sohu)の張朝陽(yáng)CEOは、検索エンジンは捜狐のポータルサイトやインターネットにとって重要だとし、「捜狐は諦めない。グーグル撤退以降、検索エンジン『捜狗(Sougou)』に力を入れている」と検索エンジンの重要性を語(yǔ)った。この「ケーキ」を狙っているのは捜狐だけではない。騰訊(テンセント)は検索サービスに4億元以上投資し、將來(lái)的な戦略の重點(diǎn)と位置付けている。網(wǎng)易(NetEase)の検索サービス「有道(Youdao)」も必死に後を追いかけ、ここのところ頻繁に行動(dòng)を起こしている。外國(guó)勢(shì)ではマイクロソフトの「必応(Bing)」検索も挑戦を始めた。
通信関係に詳しい項(xiàng)立剛氏は「國(guó)際金融報(bào)」の記者に対し、百度の「一社獨(dú)占」はそう長(zhǎng)くは続かないと語(yǔ)る。しかし、百度の手中から市場(chǎng)を奪うのもそう簡(jiǎn)単ではない。「他のライバルたちが百度に挑戦するには、まだ長(zhǎng)い時(shí)間をかけて膨大な投入を積み重ねていく必要がある」という。
リサーチ?xí)鏒CCIインターネットデータセンターの胡延平主任は、2010年の中國(guó)の検索市場(chǎng)は「二極爭(zhēng)い」から「一老」「三強(qiáng)」「一新」「一退」に変わると指摘する。「一老」は百度、「三強(qiáng)」は騰訊と捜狗と阿里系、「一新」はまだお目見えしていない大手検索、「一退」はグーグルのこと。百度は強(qiáng)敵に囲まれ、益々プレッシャーがかかるが、この5年は中國(guó)語(yǔ)検索に限っていうと、やはり百度がリードしていくことに変わりはない。
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2010年4月30日