左小蕾チーフエコノミストは次のように話す。「マクロ経済には何の問題もない。経済に変化は見られず、國も著々と関連の産業政策を進めている。今年に入って、中國は省エネ?排出削減、立ち遅れた生産能力の淘汰、戦略的新興産業の発展、循環型経済の発展、不動産の調整などの政策を次々と打ち出し、年初めに制定した目標に基づき経済の安定した成長の維持に努めている」
そのほか、第1四半期のデータを見ると、GDPは2ケタ増の伸びを維持し、消費者物価指數(CPI)の伸びは2.2%前後に抑えられている。こういった高成長、低インフレの狀況から、中國経済に後退の兆しが現れていないことがわかる。
國家情報センターのチーフエコノミスト、経済予測部主任である範剣平氏によると、今年通年のGDP成長率は10%に達し、物価は3~4%の伸びを維持する見通し。これは、中國が「経済は急成長するが物価圧力は高まらない」という局面になることを示している。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2010年5月7日