世界が注目する中、上海萬博が1日開幕した。上海萬博事務局によると、開幕初日の上海萬博には20萬4000人が詰め掛けた。各パビリオンの開館情況も特に問題はなく、7カ國の準備が間に合わなかったが、他のパビリオンはすべてオープンした。5月1日から半年間という長期間開催される萬博の経済効果が注目を集めている。保守的に見積もっても、468億6400萬元の消費増加を含め794億7700萬元の経済効果が見込まれている。
▽萬博経済:消費効果は600億元近く
世界的にみると、世界金融危機の煽りで、各國が危機を振り返り、発展方針を見直し、世界経済の持続可能な回復を捜し求める肝心な時期にきている。2010年上海萬博は歴代萬博の中でも最大規模を誇り、世界経済が再び繁栄の新スタートを切るきっかけとなるとの期待がかかる。訪れた人にとっては、246の國と國際機関が參加する萬博は1カ所で世界中を観て回ることができる。巨大な中國市場にも世界各國はより大きな魅力を感じ、周辺諸國の経済発展にも何倍もの効果が期待される。世界の小売業大手も上海萬博でのビジネスチャンスを虎視眈々と狙っている。
國內を見ると、上海萬博は國內経済に対し著しい効果を発揮するだけでなく、科學技術をリードし紹介する地に上海を押し上げることにもなる。數多くのデータも上海萬博という経済のケーキの魅力をつぶさに紹介している。
「解放日報」によると、専門家の計算では、萬博開催中、國內外からそれぞれ3300萬人と190萬人の観光客が新たに長江デルタに訪れると予想され、これに、昨年國內外の観光客が上海で使った一人當たりの金額を掛けると、483億元と102億元以上、つまり600億元近くの消費効果が見込まれるというのだ。