中國國內のニュースサイト10社がA株(中國企業の人民元建て株式)として上場する見通しだ。10社は、中國中央電視臺(CCTV)ウェブサイト「央視網」、人民日報ウェブサイト「人民網」、新華社通信ウェブサイト「新華網」、中國の大手ニュースサイト「千竜網」、「東方網」、「北方網」、「大衆網」、「華聲在線」、「浙江在線」、「四川在線」。
中國紙、上海証券報が関係筋の話として伝えたところによると、現在、中國ニュースサイトの運営?管理體制は主に以下の3種類があるという。(1)完全に母體機関に従屬しているもの。資金源が主に中央や地方財政、もしくは母體メディアからの割り當てで、ウェブサイト自體には獨立した経営権がない。(2)企業化した獨立型の運営體制。「千竜網」、「東方網」などはこれにあてはまる。 (3)事業単位(國が社會公益目的のため、國家機関により運営あるいはその他組織が國有資産を利用し運営するもの)で、経営體制が企業化されているもの。大部分のニュースサイトがこの種類に屬する。
アナリストは、ウェブサイトなど新興メディアが必ず文化産業の成長における突破口となると指摘する。新興メディアは影響力を日増しに強めており、成長は必至だという。
統計データによると、2009年の全國新聞出版業の生産額と書籍販売額は、いずれも前年比約20%増にとどまっているのに対し、新メディア出版は約42%の伸びを見せ、デジタル出版の生産額は750億元(約1兆185億円)に達している。
「人民網日本語版」2010年5月10日