商務(wù)部の姚堅(jiān)報(bào)道官が17日の定例記者會(huì)見で次のように述べた。
人民元レート問題は広く政治問題化してはならない。これは中國(guó)自身のことであり、中國(guó)はグローバル経済や中國(guó)経済の発展?fàn)顩rに応じて人民元レート政策を改善していく。
人民元レートが中米貿(mào)易に與える影響について、各界はすでに基本的な共通認(rèn)識(shí)に達(dá)している。すなわち、人民元レートは中國(guó)の対米黒字やグローバル経済の不均衡の根源ではなく、その根源は米國(guó)の消費(fèi)モデルや金融監(jiān)督管理モデルにあるということだ。
今年1-4月の狀況をみると、中國(guó)の今年の貿(mào)易黒字は大幅に低下すると予測(cè)される。歐州連合(EU)は中國(guó)最大の輸出市場(chǎng)であり、目下の歐州の財(cái)政危機(jī)がユーロの安定に影響を與えたため、年初以來、人民元の対ユーロレートは累計(jì)14.5%上昇し、これが中國(guó)の輸出企業(yè)に対する巨大なコスト圧力を形成することになった。
中國(guó)はEUの金融の安定をめぐる措置を支援し、タイミングをみて対外貿(mào)易政策を改善する方針だ。
今年1-4月、中國(guó)の輸入増加率は輸出増加率を約30ポイントも上回り、一般貿(mào)易の赤字は400億ドルに迫った。國(guó)際貿(mào)易における大口商品の輸入価格が急激に伸びているため、研究者の中には中國(guó)の貿(mào)易環(huán)境が悪化しているとの見方を示す人もいる。
ポスト國(guó)際金融危機(jī)時(shí)代の中國(guó)は、対外開放の理念を一層拡大し、短期的?長(zhǎng)期的な利益のバランスを取り、國(guó)際貿(mào)易における大口商品の価格決定権といった焦點(diǎn)の問題を適切に解決しなければならない。中國(guó)が內(nèi)需の拡大と消費(fèi)の刺激とに向けて採用した家電の農(nóng)村部での普及政策(「家電下郷」)は今後も継続する見込みだ。
米國(guó)が進(jìn)めている輸出の規(guī)制緩和改革は、米國(guó)自身の利益にとっての必要性から生まれたものであり、米國(guó)が輸出を拡大し、雇用を増やすために採用しなければならない手段だ。米國(guó)が規(guī)制をゆるめれば、中米の協(xié)力の深化に新たな空間が提供されることになる。たとえばクリーンエネルギーや航空機(jī)エンジンなどの分野で、米國(guó)の貿(mào)易赤字削減を助けることになる。米國(guó)があらゆるものを平等にみて、輸出の規(guī)制緩和で中國(guó)に対する差別的な手段を取らないことを願(yuàn)う。
このほど鞍鋼集団が発表した米國(guó)工場(chǎng)設(shè)立への投資については、まだ同集団の対外投資申請(qǐng)を受理していないが、商務(wù)部の態(tài)度は積極的だ。
「人民網(wǎng)日本語版」2010年5月18日