同報告は、日本の排他的経済水域をほぼカバーするフロート式の海上基地を作ることを提起している。具體的には次の通り。日本の排他的経済水域にある7カ所にフロート式の海上基地を作る。基地は巨大なポンツーンで、その上にヘリコプターを配備することが可能。7カ所の基地で構成されたヘリコプター離著陸場のネットワークは離島空港を支援し、日本の排他的経済水域をほぼカバーする航空監視網を形成することができる。調査報告によると、これは救援や漁業管理、排他的経済水域內での活動だけでなく、未確認船舶への対応などの任務を行う上でも有利となる。これは基地の潛在的な軍事用途を示している。
そのほか、調査報告では沖ノ鳥を「島」とし、その上に「離島支援洋上基地」を設置するなどの多くの提案をしている。
この調査報告の內容の多くが『海底戦略』に採用されており、メディアが報じた『海底戦略』の一部內容からもそれがわかる。しかしフロート式の海上基地の建設と沖ノ鳥を「島」とする比較的敏感な提案が『海底戦略』に組み入れられるかどうかは、6月の正式発表後にしかわからない。
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「中國網日本語版(チャイナネット)」 2010年5月28日