國(guó)家外匯管理局の報(bào)道官は27日、海外での「中國(guó)の外匯管理局は保有するユーロ債権を見(jiàn)直している」との報(bào)道について、事実無(wú)根であり、ユーロ圏が困難を克服することを信ずると述べた。この発言がユーロの運(yùn)命を変え、同日の市場(chǎng)ではユーロは低迷傾向から一転し、全面的に反転上昇した。「國(guó)際金融報(bào)」が伝えた。
英紙「ファイナンシャル?タイムズ」は現(xiàn)地時(shí)間の26日、中國(guó)は保有するユーロ圏の債権の見(jiàn)直しを検討している。ギリシャとポルトガルを含む各國(guó)の財(cái)政赤字の継続的拡大に中國(guó)の懸念が拡大しているためだ、と報(bào)じた。この報(bào)道を受けて市場(chǎng)にはリスク回避ムードが広がり、ユーロの対米ドルレートは4年ぶりの最低を記録した。こうした動(dòng)きに対し、同局の責(zé)任者は27日、この報(bào)道は全くの事実無(wú)根だと発言した。
実際、第1四半期(1-3月)にユーロの対米ドルレートの下げ幅は6%に達(dá)し、これにより中國(guó)が保有するユーロ建て資産が損失を被ったことは當(dāng)然の成り行きだった。中國(guó)人民銀行(中央銀行)が発表した同期の外貨準(zhǔn)備新規(guī)増加額は479億ドル、外匯管理局が発表した同期の外貨資産新規(guī)増加額は959億ドルで、両者の開きは約500億ドルに上った。
英スタンダードチャータード銀行の報(bào)告によると、同行のモデルで計(jì)算すると、現(xiàn)在ユーロは中國(guó)の外貨資産の25%を占めるとみられるが、レートの変動(dòng)だけで350億ドルの損失を被った可能性があるという。
現(xiàn)在、中國(guó)の外貨準(zhǔn)備は2兆4千億ドルで、うち大部分を米ドル資産が占め、米國(guó)債だけで約9千億ドルに上る。あるアナリストは「外貨資産の安全性を考慮すれば、資産の多様化が必然的な選択になる。マイナス1%からプラス2%くらいの損失?利益の変動(dòng)は普通のことであり、中國(guó)の過(guò)去數(shù)年間の外貨準(zhǔn)備投資の収益は上々だ」と話す。またここ數(shù)年來(lái)、中國(guó)がユーロ資産の割合を徐々に高めていることについては、「中國(guó)がユーロ建ての有価証券を買い増せば、ユーロに対して一定の支援作用を與えることになる」と指摘する。
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2010年5月28日