データによると、2010年第1四半期(1-3月)、中國オンラインゲーム市場の売上規(guī)模の伸びは4.1%に落ち込み、過去最低となった。それまで過去最低だった2008年第3四半期(4-6月)と比べても1.1%の開きがある。アナリストは製品の供給過多と同質(zhì)化による結(jié)果と分析している。
國內(nèi)の競爭激化は海外市場の全面開拓を必然的なものとした。中國モバイルサービス大手「空中網(wǎng)」総裁兼オンラインゲーム企業(yè)「大承網(wǎng)絡(luò)技術(shù)有限公司」CEOの楊震氏は「國內(nèi)市場で競爭が激化し成長が鈍化するなか、海外市場は成長の可能性を広げる新たな舞臺となる」との認(rèn)識を示している。
「完美時(shí)空」CEOの池宇峰氏は、海外展開を呼びかけると同時(shí)に、海外には中國企業(yè)がさらに成長するチャンスがある、との見方を示している。今年1月に開かれた中國ゲーム産業(yè)の年次総會で、同氏は「韓國の2009年産業(yè)方向所によると、(中國の)輸出額は15億ドルに達(dá)している。向こう5年間で韓國のオンラインゲーム産業(yè)に追いつきたい」と語った。
インスタントメッセンジャーソフト「QQ」の「騰訊公司」(Tencent)総裁、劉熾平氏は「中國オンラインゲーム産業(yè)は200億元(約29億ドル)以上の年間売上があるが、世界全體の500億ドルからすればわずか7%に過ぎず、まだまだ努力が必要だ。産業(yè)の拡大には大きく分けて國際化と市場細(xì)分化の2つの方法がある」と世界の市場シェアから、海外展開による中國企業(yè)の成長の可能性を裏付けた。
國際化の手段の一つに輸出がある。2007年からオンラインゲームの輸出ブームが盛り上がりを見せている。中國のオンラインゲーム會社「藍(lán)港在線」は2009年、『西遊記OL』をベトナムに輸出、「上海巨人網(wǎng)絡(luò)科學(xué)技術(shù)有限公司」(巨人)は『征途』のライセンスをロシアに委譲した。2010年4月には、「騰訊」が3億ドルをロシアDST社に投資した。米投資銀行メリル?リンチは、「騰訊」が世界SNS(ソーシャル?ネットワーキング?サービス)に間接的に參加する意向を示しており、中國オンラインゲームのグローバル化がますます顕著となる、と指摘している。