香港紙『大公報(bào)』は28日付で、「危機(jī)対応の中で成熟に向かうG20」という文章を掲載した。文章は、「G20?主要20カ國グループはさまざまな困難の中を歩んできた。G20メンバー國は小異を捨てて大同につくという方針のもと、共同で危機(jī)に立ち向かう中で成熟に向かっている。G20は広範(fàn)な代表性と影響力を持つプラットフォームとして、グローバルシステムの革新でより大きな役割を果たすことが期待されている」と指摘した。
文章の主な內(nèi)容は次の通り。
全世界が注目するG20第4回首脳會議が26日にカナダ?トロントで開かれ、主要20カ國の首脳は世界経済が徐々に回復(fù)する中、「財(cái)政再建と経済成長の両立」をテーマに、経済の持続可能かつバランスの取れた成長、國際金融機(jī)構(gòu)改革、世界貿(mào)易の成長促進(jìn)などの重要問題について突っ込んだ議論を行い、新たな試練に対応するための良策を模索した。G20は、共同で危機(jī)に立ち向かう中でますます成熟に向かっている。
経済危機(jī)によりG20が発足され、危機(jī)対応の中でその國際地位は確立し、そして強(qiáng)固なものとなった。
1977年のアジア金融危機(jī)の際、G7?先進(jìn)7カ國グループは、グローバル金融問題の解決には新興國の共同參與が必要であることを認(rèn)識した。これを契機(jī)に、G20が生まれた。
2008年9月、米國のサブプライム危機(jī)が世界金融危機(jī)に発展し、先進(jìn)諸國の経済が大きな打撃を受け、新興國の力を借りて危機(jī)を脫出する必要があるとされた。歐州諸國が米國に代わり世界金融體系のリーダーとなり、新興國も國際金融體系を改革すべきだという強(qiáng)い聲が発せられた。それを受け、G20メカニズムはかつてないほど重視され、まったく新しい姿で人々の前に現(xiàn)れた。