2008年11月のG20ワシントン?サミットでは、世界の経済救援について共通認識に達したほか、発展途上國は初めて先進諸國と平等に世界の経済問題について議論した。
これまでのG7、G8においても、G8+5などにおいても発展途上國はいずれも「脇役」で、先進諸國と平等な発言権が與えられることはなかった。ワシントン?サミットは発展途上國がグローバル経済統治に參與し始めたことを示し、世界経済の構図に質的変化が起こったことを反映している。G20は國際新秩序の確立において欠かせないプラットフォームとなっている。
2009年4月のG20ロンドン?サミットで、G20の役割は一層際立つものとなった。會議では、金融市場に対する監督管理、金融機構改革などの問題で多くの具體的な成果が得られた。9月のピッツバーグ?サミットにおいては、國際金融機構の改革で重要な進展が得られ、國際通貨基金と世界銀行の2大機関は持ち分それぞれ5%と3%を発展途上國に移転し、発展途上國の代表性と発言権が高まった。今回の會議では、G20サミットのメカニズム化が初めて確定し、世界の経済問題について協議する主要プラットフォームとすることが定められた。
當面、國際関係は激変の時期にある。國際経済分野の変革は必然的に政治構図の調整をもたらすに違いない。世界経済秩序の改革に適応し、1つの全く新しく、より合理的で、公正な國際秩序が形成されつつある。G20メカニズムは広範な代表性と影響力を持つプラットフォームとして、グローバルシステムの革新でより大きな役割を果たすことが期待されている。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2010年6月28日