09年の中日貿易総額は2288億5千萬ドルで、中國の対日輸出額は979億1千萬ドル、輸入額は1309億4千萬ドルだ。今年1-7月の中日貿易額は前年同期比34.9%増加の1676億7千萬ドルに達した。同期の日本の対中直接投資は同1.2%増加の23億5千萬ドルだった。7月に日本政府が中國人旅行者向けの短期観光ビザ(査証)の発給要件を緩和したことを受けて、1-7月に日本を訪れた中國人観光客數は同38%増加ののべ119萬人に達した。通年では昨年の2倍を超えるとみられる。中國のモデル都市?モデル農村建設での協力を強化することが、未來の中日協力の新しいモデルの一つになる可能性がある。
中國についていえば、國內総生産(GDP)で日本を追い抜き、世界2位に躍進する可能性があるが、一人當たりGDPは日本の約10分の1しかない。中國経済の質と科學技術水準は日本とでは大きな開きがある。中國は小康社會(ややゆとりのある社會)の建設とともに豊かになるという目標を達成するために、中部?西部の開発と都市化のペースを加速し、産業構造のグレードアップや世代交代を達成し、國內民間企業と海外企業の投資や參入をより多く受け入れていかなければならない。中國は國際金融危機に効果的に対処すると同時に、第12次五カ年計畫(2011-15年)を策定中で、日本との協力を強化する必要もある。中國は低炭素経済、循環型経済、汚水処理、雨水の排水、災害対策などを発展させるために、特に日本の経験、理念、技術に學ぶ必要がある。