▽高速鉄道に商機(jī) 拡大する高速経済
中國(guó)は人口が多く、國(guó)土が広く、経済社會(huì)のつながりの空間がことのほか大きい。人口資源の分布に偏りがあり、経済発展のバランスが取れていないといった特徴により、生産過(guò)程と市場(chǎng)の消費(fèi)ニーズにおける高速?長(zhǎng)距離?大容量の鉄道輸送の必要性が決定づけられた。
武漢市と広州市を結(jié)ぶ武広高速鉄道が運(yùn)営をスタートさせると、國(guó)內(nèi)?海外の多くの業(yè)者が高速鉄道を商機(jī)と見(jiàn)定め、沿線(xiàn)に投資ブームが巻き起こった。今年第1四半期(1-3月)には、高速鉄道から直接利益を受ける武漢、咸寧の両市のGDPが平均15.9%増加し、うち観光収入は武漢市が36.5%、咸寧市が166.7%、それぞれ増加した。不動(dòng)産開(kāi)発投資は武漢が72.7%、咸寧が44.9%、都市部の固定資産投資は武漢が36.5%、咸寧が58.8%、実行ベース外資導(dǎo)入額は武漢が21.4%、咸寧が25.7%、社會(huì)消費(fèi)財(cái)小売総額は武漢が17.8%、咸寧が21.8%、いずれも増加した。
▽とりわけ好調(diào)な京滬高速鉄道
このほど徐州東駅に500メートルの鋼鉄製軌道が敷設(shè)されたことを受けて、北京と上海を結(jié)ぶ京滬高速鉄道の軌道敷設(shè)工事がスタートした。完成すれば、世界最長(zhǎng)、最高レベルの高速鉄道が誕生することになる。工事は軌道敷設(shè)の準(zhǔn)備作業(yè)から、軌道敷設(shè)の段階に入っており、2012年に完成して営業(yè)を開(kāi)始する予定だ。
同鉄道は最高時(shí)速が380キロメートルに達(dá)する見(jiàn)込みで、北京から上海までの1318キロメートルを4時(shí)間足らずで移動(dòng)できるようになる。年間の旅客輸送量は往復(fù)のべ1億6千萬(wàn)人に達(dá)する見(jiàn)込みだ。
初期の研究予測(cè)によると、同鉄道が完成すれば、沿線(xiàn)地域のGDP増加率が19-21%前後に上昇するものと期待される。
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2010年9月2日