商務部、國家統計局、國家外貨管理局は5日、「2009年度対外直接投資統計公報」を福建省廈門(アモイ)市で発表した。それによると、昨年の対外直接投資額は過去最高の565億3000萬ドル(前年比1.1%増)に達し、世界の5.1%を占め、発展途上國?地域ではトップ、世界では5位となった。中國の対外直接投資は8年連続で増加した。
商務部弁公庁の沈丹陽副主任によると、09年の対外直接投資殘高は2000億ドルを上回り、前年より大幅に増加、投資國がより広範になった。09年末の時點で、1萬2千人の國內投資家が世界177カ國?地域において直接投資を行い、企業1萬3千社を設立、対外直接投資額は2457億5千萬ドル、中國企業の在外資産総額は1兆ドルを超えた。
地域別にみると、アジアは中國企業が最も集中して進出している地域で、次が歐州、アフリカと続いた。このほかにも、地方政府による対外投資が急速に伸びており、なかでも中部地域の伸び率が最大となった。09年の地方政府による対外直接投資額は前年比63.4%増の96億ドル、うち中部地域の伸び率は2.1倍に達し、上海、湖南、広東の順で対外直接投資が高かった。一方浙江省は中國で対外投資を行っている企業が最も多い。
「人民網日本語版」2010年9月6日