法新社はこのほど、『中國における自動車メーカーの計畫、生産能力過剰を引き起こすおそれ』という題名の記事を発表した。記事の概要は以下の通りである。
アナリストによれば、中國の爆発的な自動車販売量は、メーカーにさらなる生産の急ピッチ化を促し、人々の「盲目的な投資」と(メーカーの)生産能力の過剰を引き起こすおそれがあるという。
2009年、中國は米國を追い越して世界最大の自動車市場となった。中國における今年の自動車販売量は1700萬臺にも達しうると見積もられ、今年も世界第一位の座を維持する見通しである。
アナリストは、中國における自動車保有者の割合は未だ低く、この世界最大の人口を擁する國の市場が持つ潛在力は非常に大きいと述べている。昨年の自動車販売量が(前年比)46%増と飛躍的に伸びたのに続き、2010年も25~30%の増加が見込まれている。
モデル‐環(huán)アジア?マーケット研究コンサルティング社のクラウス?ポール(克労斯?保尓)氏は、當(dāng)社の記者に対して「目下のところ、國際的な合弁企業(yè)の生産能力は未だ十分ではなく、需要を満たすことはできない。これは當(dāng)然(投資家の)投資決定を煽ることになる」と述べた。氏はさらに、「現(xiàn)在の(生産量)増大の重要な要因は、中國內(nèi)陸部の省における自動車の潛在需要が最も大きいことである」と話した。
需要の高まりに応えるために、外國の自動車メーカーは昨年來、生産能力を拡大する計畫を発表し始めた。今年中國に急ピッチで10カ所目の工場を設(shè)立したドイツの大手自動車メーカー、フォルクスワーゲン社は、すでに11カ所目の工場の開設(shè)することを発表している。プジョー?シトロエン社は、東風(fēng)汽車社と設(shè)立した合弁會社の生産能力を45萬臺から75萬臺にまで引き上げ、さらにこれと同時に中國の長安汽車社との共同出資による新たな自動車生産工場を深圳に設(shè)立する。昨年來、日産、トヨタ、中國第一汽車はいずれも新工場設(shè)立の計畫を発表している。