偽物対策を進(jìn)める全國防偽標(biāo)準(zhǔn)化技術(shù)委員會(huì)が2日明らかにしたところによると、2011年5月から人民元の識(shí)別機(jī)に新たな國家基準(zhǔn)が適用される。新基準(zhǔn)には、これまでのような「偽物で偽物を判別する」という受け身の姿勢から、「本物で偽物を判別する」という主體的な姿勢への転換を可能にする技術(shù)の進(jìn)展が反映されているという。新華社のウェブサイト「新華網(wǎng)」が伝えた。
國家質(zhì)量監(jiān)督検験検疫総局(質(zhì)検総局)と國家標(biāo)準(zhǔn)化管理委員會(huì)の承認(rèn)を受けて、國の強(qiáng)制基準(zhǔn)「人民元識(shí)別機(jī)汎用技術(shù)條件」(GB16999-2010)が來年5月1日から適用される。これは中國の偽造通貨を取り締まる金融ツールの標(biāo)準(zhǔn)化プロセスにおける重要な一歩であり、反偽造通貨金融ツールの研究、開発、生産、使用を進(jìn)展させるものであり、市場參入と運(yùn)営管理の基礎(chǔ)的作業(yè)とにおける重要な措置でもある。
中國人民銀行(中央銀行)貨幣金銀局の陳寶山?元巡視員によると、2011年に実施される人民元識(shí)別機(jī)の新國家基準(zhǔn)には12の技術(shù)的特徴がある。最も重要な技術(shù)的進(jìn)歩は、従來の偽物による偽物の識(shí)別という受け身のメカニズムを土臺(tái)として、これに本物による偽物の識(shí)別という、主體的な防止や自動(dòng)的な識(shí)別を可能にする新しい理念を加えたことだ。
新國家基準(zhǔn)の技術(shù)研究開発に攜わった梓昆科技(杭州)有限公司の顧梓昆董事長(會(huì)長)は次のように説明する。1997年に制定された「人民元偽札識(shí)別機(jī)」関連基準(zhǔn)の基本原理は、偽物で偽物を識(shí)別することで、識(shí)別機(jī)に各種偽札の特徴を読み込ませ、これらの特徴がないかどうかをみるというものだった。新しい基準(zhǔn)の基本原理は、本物で偽物を識(shí)別するというもので、本物と違うごくわずかな特徴でもあれば、機(jī)械が警告を発するという。
公安部経済犯罪偵査局の責(zé)任者?張レイ飛さんによると、ここ數(shù)年來、偽札事件が頻発しており、規(guī)模も拡大する傾向にある。今年1-9月には約1200件が摘発され、うち約900件が検挙された。偽札犯罪には主體のグループ化や組織化、団體化といった傾向がみられるという。
*レイ:左に「令」、右に「羽」
「人民網(wǎng)日本語版」2010年11月3日