共同通信社の報道によると、日本の大畠章宏経済産業相は24日の閣議後記者會見で、中國から日本向けレアアース(希土類)を積んだ船2隻が出港したことを確認したと明らかにした。「環球網」が伝えた。
大畠経産相は「現地では隨分雰囲気が明るくなったと聞いており、他も検査が終わり次第、出港できると期待している」と述べ、今後の動向に注意する姿勢を示した。
他のニュースサイトでも、中日船衝突事件後、中國からの日本向けレアアース輸出が滯っていたが、今回レアアースを積んだ船2隻が出港し、レアアースの輸出停滯は解消に向かい始めたと報じた。
日本の経産省が公表したアンケートでは、レアアース輸出入にかかわる企業の約6割が「改善の兆し」を報告し、具體的な輸送情報を受けているとした。
中國商務部の報道官は今月16日、「中國は國內の法律に基づき、レアアース産業に対し必要な管理?規制措置を取った。その目的は環境を保護し、持続可能な発展を実現することにある。これは國際規範や世界貿易機関(WTO)の方針に準拠している」と述べた。
「人民網日本語版」2010年11月25日