杭州銀行はこのほど、漫畫アニメの版権を擔保として資金を貸し出すという新しいタイプの金融商品をうち出し、漫畫アニメ関連企業は版権を擔保に銀行から資金を借りることが可能になった。これにより文化オリジナル産業に新たな活力が注入され、発展の可能性がより広がったことになる。
漫畫アニメ産業は知識集約型で資金集約型かつ発展の可能性が大きい「日の當たる産業」で、収益のポイントは映畫化の版権、出版の版権、漫畫アニメ作品を利用した広告、漫畫アニメ作品の権利委譲、関連商品、関連ルートなどさまざまな方面に及ぶ。だが無形資産の割合が高いこと、リターン周期が長いこと、擔保能力が劣ることなどから、資金調達の難しさという発展を制約するボトルネックにかねてより直面していた。
この難題を解決するために、杭州銀行は2008年から漫畫アニメ産業に対する調査研究を開始し、産業の特徴を踏まえて、漫畫アニメの版権を擔保とした資金貸出というまったく新しいタイプの協力モデルを作り上げた。こうした新しいタイプの文化プロジェクトへの資金貸出は、文化オリジナル産業の発展に必要なことであり、また時代の発展の流れを體現するものでもある。
「人民網日本語版」2010年12月20日