現在高速鉄道は沿線住民に將來の経済への期待を抱かせる、地域経済テイクオフの代名詞と言っていいだろう。総投資額200億元で3年間を費やして建設された、海南東環高速鉄道が30日、正式に運行を開始した。投資額225億元の海南西環鉄道の建設も始まった。「國際金融報」が伝えた。
■海南観光を後押し
海南東環高速鉄道は海口市から文昌市、瓊海市、萬寧市、陵水県を経由して三亜市に至る。計15駅で最高運行速度は時速250キロ。當初は列車10組を運用する。海口東発三亜方面行きは始発が午前7時、終発が午後8時半。三亜発海口東方面行きは始発が午前7時、終発が午後8時10分。
財政部と商務部は27日、來年1月1日から海南島で買物をした海外観光客に出國時に稅金を還付する試行措置を発表した。これによって海南省の観光業のテイクオフが期待される。海南省財政庁の呂勇副庁長によると、中國人対象の「離島免稅」政策の準備も進められており、條件が整い次第試行される予定だ。観光業関係者は、この優遇稅制策に東環高速鉄道が加わることで、同島の観光業のより急速な発展が促されることを期待する。
「人民網日本語版」2010年12月31日