上海は2010年、シンガポールを抜き、初めて世界で最も忙しいコンテナ港となった。「環(huán)球時報」が報じた。

　経済?金融情報を配信する総合情報サービス企業(yè)?米ブルームバーグは「中國の輸出拡大に伴い、中國で最も豊かな都市?上海が世界一の大港となり、中國経済が世界貿(mào)易情勢に及ぼす影響の大きさを世界に印象づけた」と評価。一方、シンガポール「聨合早報」は「上海は世界一の大港に躍進したが、ソフト面での実力から見ると、シンガポールと香港にはまだ及ばないとの見方も多い」と報じている。

　8日付の仏AFP通信によると、上海市政府は、上海港の2010年コンテナ取扱量が、シンガポールに比べ約50萬TEU多い2905萬TEU（20フィートコンテナ換算）に達したと発表したという。市政府は本聲明で、上海港のコンテナ貨物取扱量の増加は、國內(nèi)経済の回復(fù)、歐米市場の復(fù)活、上海世界博覧會（上海萬博）の経済けん引、関連政策の効果上昇などに大きく貢獻したと指摘。また「聨合早報」は「上海港のハードウエア建設(shè)は國際水上運輸センターとしての機能をすでに備えているが、今後さらに重要な課題として、関連政策の制定、人材確保、體制?システムの確立など、ソフトウェアの建設(shè)がある」と上海市建設(shè)交通委員會の蔣曙傑副主任のコメントを引用して伝えた。上海の貨物取扱量は約6億5千萬トンと、4年連続トップの座を維持した。

　「人民網(wǎng)日本語版」2011年1月11日