「長年の赤字から現在の黒字転換へ、包鋼稀土を代表とする中國のレアアース企業は見事に立ち直った。昨年の大幅な値上がりは、中國のレアアース企業の窮狀を根本的に打開した」と、蘇立峰氏は話す。
2010年より前を振り返ると、レアアース業をリードする包鋼稀土の業績はそれほどよくない。同社は1997年に上場後、利益がマイナス成長となった年が7年ある。2009年上半期は売上高が前年同期比30%減の9億500萬元となり、6718萬7000元の赤字を計上した。
包鋼稀土の2010年通年の利益は大幅増が確実となっている。2010年上半期の売上高は23億3000萬元で前年同期比157.3%増、純利益は3億5400萬元で黒字転換を実現した。また、第3四半期の純利益は2億5000萬元で368.67%増、1-9月の純利益は6億400萬元だった。
包鋼稀土だけでなく、2010年の業績予測を発表したレアアース関連の10社のうち、9社が良好な業績見通しを発表している。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2011年1月13日