天津開発區に入っている日系企業?天津吉田有限公司の淺川均総経理は17日、「吉田グループは日本に工場5軒を擁しており、地震の被害が極めて深刻だった巖手県大船渡市の工場では、かなりの損失が出た」と語った。
天津吉田公司は、資生堂、ランコム、シャネルなど有名ブランド化粧品の容器に使われる部品(化粧用コンパクト、ノズル、広口瓶など)の製造に攜わっている。同社の原料の50%は日本から輸入されており、今回の地震で原料の供給がストップした。原料の輸入再開の目途は立っておらず、在庫は向こう約1カ月の生産に対応するだけの在庫しかない。同社は、中國國內での原料調達に取りかかっている。しかし、淺川総経理によると、原料の品質?規格基準がかなり高いため、中國國內での調達が可能かどうかは不明という。
天津開発區外事局の季宏局長は、「震災発生後、開発區関連部門は直ちに日系企業と連絡を取り、各社の生産経営狀況の把握に努めた。アンケート調査を実施し、日本本社の狀況や開発區駐在社員およびその家族の狀況を調べ、開発區管理委員會が提供すべき支援について確認した」と話した。