近年中國のレアアースの輸出が減少していることで國際市場での価格が上昇し続けた。
中國商務部の統計によれば、2007年中國のレアアース輸出は、稅関での平均価格がトンあたり14052米ドルで前年比95.4%上昇した。これはモリコープ社が株主に説明しているように、2009年に価格が下降した後、2009年10月から2010年6月の間、レアアース価格が平均で70%上昇した。中でも酸化セリウム、酸化ランタンなどの常用されるレアアースの価格も80%を超えた。
ある海外のレアアース業界関係者は経済誌「新世紀」の記者に答え、中國の生産制限が価格上昇をもたらし、レアアース業界は短期的に利益を得ているだろうが、長期的に見れば業界全體に対して負の影響が色濃いと語る。「レアアース価格が倍増すればその応用規模は抑制されるだろう。高額になれば各國の代替資源の開発を奨勵することにる。合理的な値段で安定供給することがレアアース業界には一番よいのだ」
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2011年3月21日