▽石炭価格が長(zhǎng)期的に高止まりする可能性も

「日本の被災(zāi)地復(fù)興に伴って石炭の輸入が増え、國(guó)際的な石炭価格は高止まりするだろう」と太平洋証券の石炭分析擔(dān)當(dāng)?張學(xué)氏は22日、本紙のインタビューの中で述べた。日本は世界最大の石炭輸入國(guó)であり、2010年の輸入量は1.85億トンにのぼる。今回の地震で生産設(shè)備が損傷したため、短期的には石炭輸入量は減少するが、被災(zāi)地の復(fù)興が始まれば発電用途や冶金用途の石炭消費(fèi)が増加し、輸入は急増するだろう。それにより、國(guó)際的な石炭価格も高い水準(zhǔn)に維持され、中國(guó)國(guó)內(nèi)の石炭価格も心理的な面から底上げされると同氏は予想する。

今回の大地震を受けて、日本を含む世界各國(guó)は地震多発地帯に原発を作ることの安全性を改めて見直しており、結(jié)果として火力発電所の比重が高まり、石炭需要が増加する可能性があると指摘している。

また、中國(guó)は世界最大の石炭産出國(guó)?消費(fèi)國(guó)であり、日本の隣國(guó)でもあるため、日本は積極的に中國(guó)から石炭輸入をすると考えられ、これによって中國(guó)國(guó)內(nèi)外の石炭価格は日本からの需要に支えられ高く留まることになるとも同氏は分析する。

他方、李廷氏はこう考える。被災(zāi)地の復(fù)興に際してエネルギーや資源の需要が増えるのは明らかであり、國(guó)際的な石炭市場(chǎng)に間違いなくプラス材料となる。そして國(guó)際市場(chǎng)を通して中國(guó)國(guó)內(nèi)の石炭市場(chǎng)にも好影響が及ぶ。國(guó)際市場(chǎng)が常に流動(dòng)的であれば、需要の増加は國(guó)際市場(chǎng)の石炭?石油?鉄鉱石など大口商品の価格にとっても有利である。現(xiàn)況として、中國(guó)が石炭輸出國(guó)から石炭輸入國(guó)に転換する過程で石炭の対外依存度は著しく高まっており、國(guó)際市場(chǎng)から國(guó)內(nèi)市場(chǎng)への影響は強(qiáng)まる一方にある。ここで國(guó)際石炭価格が上昇すれば、國(guó)內(nèi)石炭市場(chǎng)に利があるのは必然であり、國(guó)內(nèi)の石炭価格がある程度維持される効果が見込める。