上海モーターショーは中國自動車市場を観察する重要な場であるばかりでなく、世界自動車市場の流行が観察できる重要な場となった。西洋で誕生しすでに100年以上の歴史をもつ自動車業界は現在、中國消費者の好みに合わせて変化している。
過去20年間、上海と北京のモーターショーは世界初公開の自動車が少なく、特に目立った特色がなかったため、多くの人から冷遇を受けてきた。
しかし、このような見方で今回の上海モーターショーを見るのは大間違いである。
4月18日、ゼネラル?モーターズは上海モーターショーで、世界で初めてシボレー「Malibu」を公開した。シボレーが世界初公開車を中國で展示するのはこれが初めてである。同モデルは4月23日より開幕するニューヨーク國際モーターショーに展示された後、世界約100の國?地域で発売される。
ゼネラル?モーターズだけでなく、フォルクスワーゲン、BMW、ベンツなどのメーカーも中國市場のニーズに基づき、世界戦略モデルを開発している。
現在、中國では、見た目が豪華で、バックシートの空間が広い車が人気となっている。フォルクスワーゲン、ゼネラル?モーターズ、BMWなどの自動車メーカーは中國市場を起點に世界戦略モデルを開発しており、現在、車體を大きくすることを一番の目標に掲げている。中國市場は車體をますます大きくしている。これこそ中國が牽引する自動車業界の新たな流行なのだ。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2011年4月20日