鉄道部財務司が発表した最新の「主要財務及び経営データ報告」で、鉄道部所屬の輸送會社は今年1-3月期に37億6千萬元の損失を出したことが明らかになった。鉄道部は、ディーゼル油、鋼材、部品、交換材料などの原材料価格が上昇したためで、投資規模を2000億元縮小するという情報は正確ではないとしている。
■データ1
1-3月期の赤字額が09年度通年の利益を上回る
同報告によると、鉄道運輸部門の営業総収入は1558億元、総コスト(含稅)は1595億6千萬元、損失額は37億6千萬元だった。
1-3月期の損失の原因は主にディーゼル油、鋼材、部品、交換材料などの原材料価格が上昇したためで、特にディーゼル油は昨年の同時期に比べ、1トン當たり1千元近く上昇、それだけで輸送會社は15億5千萬元のコスト増となった。
全國政治協商委員會委員で中共中央政策研究室前副主任の鄭新立氏は、今は高速鉄道の投入段階にあり、數年後には輸送が正常に戻り、設備や管理費用が下がる見通しだ。乗客數が増えれば、すぐに利益が出るようになるとしている。「鉄道輸送は大局的、長期的な判斷をする必要がある」。
■データ2
鉄道関連會社の負債額2兆元に迫る