廉価な中國製品は以前、世界的なインフレを抑制し、2008年以前には高成長?低インフレという5年間の黃金時代を築いた。しかし現在、この黃金時代はすでに過ぎ去った。新京報が伝えた。
ニューヨーク?タイムズ紙がこのほど伝えたところによると、中國の労働力コストが上昇したことにより、在中國外資系貿易會社のプレッシャーは高まっており、現在は東南アジア諸國で安価な労働力を探し求めているという。中國製造業のコストは過去2年間で大幅に高まった。人件費をとってみても、人力資源?社會保障部のデータによると、最低賃金は昨年22.8%上昇し、今年第1四半期には20.6%上昇した。さらに今後數年間で引き続き上昇することが見込まれる。
ポールソン前米財務長官は今年4月のボアオ?アジア?フォーラムで、「米國の経常赤字は人民元の問題ではない。中國の輸出品は米國に多くのメリットをもたらし、米國消費者の選択肢を増やした。中國製品は価格が安いため、米國のインフレ抑制を手助けした」との見方を示した。