全國の超高層ビル愛好家と建築業(yè)界?メディア業(yè)界の関係者が作成した「摩天都市報(bào)告」がこのほど発表された。それによると、現(xiàn)在の中國にはオフィスビルとホテルだけで200軒を超える建設(shè)中の摩天樓ビルがあり、數(shù)の上では米國と肩を並べるという。また全國各地に300軒以上の建設(shè)計(jì)畫があるといい、順調(diào)にいけば5年後にはビル數(shù)は800軒に達(dá)し、現(xiàn)在の米國の総軒數(shù)の4倍に達(dá)することになる。「人民日?qǐng)?bào)」海外版が「羊城晩報(bào)」の報(bào)道として伝えた。
この報(bào)道から強(qiáng)い懸念が感じられる。中國の摩天樓ビルは世界の「摩天學(xué)」発祥の地である米國の4倍に達(dá)する可能性がある。だが中國の経済力と米國の経済力とを比べると、その開きはあえて言うまでもない。中國ではビルの高層化競爭が日に日に激化し、世界が驚きの目をもってみつめている。
摩天樓ビルは世界各地にあり、経済力が高まったから建設(shè)されるとは一概に言えない。経済力では特筆するところのない都市、たとえば貴州省の貴陽市は今年、17軒が建設(shè)される計(jì)畫だ。あまり名を知られていない都市、たとえば広西チワン族自治區(qū)の防城港市には今年、高さ528メートルの「アジア國際金融センター」が建設(shè)される予定で、完成すれば上海環(huán)球金融センターよりも高いビルになるという。これらは実に思いも寄らないケースであり、ここから中國の摩天樓ビルブームの背後には、無計(jì)畫な発展が潛んでいることがわかる。