中央財経大學研究所の宏皓氏はこのほど、「不動産バブルと遊休資本の投機的売買は中國のインフレを後押しする。不動産バブルによる物価上昇と遊休資本の投機的売買は、中國のインフレの原因」との見方を示した。
宏皓氏によると、中國はこれまで何度も利上げなどを実施したが、インフレを抑えることはできず、インフレの真の原因を検証する必要があるという。中國のインフレには2つの原因が考えられる。まず、巨大な不動産のバブルが物価を押し上げていること。もう1つは、民間の遊休資本に適切な投資ルートがなく、不合理な投機的売買が各種の商品の価格を押し上げていることだ。
宏皓氏は、「政策面から大々的に取り組み、不動産の脫バブル化を図ると同時に、民間資本を適切に引き入れてはじめてインフレの問題を根本から解決し、経済の健全な発展を促進できる」と話す。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2011年7月8日